「東カンファレンスファイナルに進出したけど、僕たちはもっと先に行きたい」
昨シーズンのプレーオフでカンファレンスファイナルまで進出したホークスは、今シーズンの東カンファレンスの上位争いに加われると見られている。そのチームの中心を担うトレイ・ヤングは、自身とチームに向けられる期待、重圧を歓迎している。
『AJC』とのインタビューで、ヤングは「今の状況が当たり前とは思っていない」と語った。「これまで注目されていなかった時代もあった。それは理解しているし、今こうして注目されていることも理解している。でも、もっと周りから注目される方が良い。以前より注目されていることも理解しているし、僕たちに目を向けてもらえるのはうれしいけど、もっと注目されたい。チームに対してもアトランタに対しても、もっともっと注目してほしい。そのためには勝たないといけない」
ヤング自身は、このオフにマックス契約を結び、名実ともにNBAを代表する選手になった。彼は「僕は変わらない。これからもハードワークを続けるし、チームメートのため、チームが勝つために全力を尽くす」と言う。
「僕の意識は変わらないよ。自分にとって大事なものは決まっているし、何をすべきかも分かっている。今こうしてプレーできていることに感謝しているんだ。自分のためだけではなくて、アトランタのためにプレーできていることがうれしい」
高みを目指すヤングは「まだまだ実力を証明しないといけない」と、今後の目標についても語った。「優勝していないから、こういう意識を持ってやるのは当然だよ。東カンファレンスファイナルに進出したけど、僕たちはもっと先に行きたい。だから全然満足していない。おそらく、チームの誰よりも僕がチームに期待しているね」
現地21日のマーベリックス戦から2021-22シーズンをスタートさせるホークスは、12月25日のクリスマスゲーム(ニックス戦)に組み込まれるなど、リーグからも注目されている。
『ダークホース』から脱却できるかどうかは、今シーズンの成績次第だ。ヤングが周囲からの期待と重圧を力に変えられるかどうか、来週からのシーズンが楽しみだ。