「シュートを打てるスポットを取れれば、自信を持って打つ」
NBAキャリア3年目を迎えるグリズリーズのジャ・モラントが、プレシーズンで好調を維持している。
現地11日に行われたピストンズとのプレシーズンゲームでフィールドゴール13本中10本を決めて24得点5アシストを記録し、127-92での勝利に貢献した。オフにミッドレンジのシュートを磨いたというモラントは、プレシーズン3試合で平均22.3得点、4.0リバウンド、5.6アシストと、開幕前のこの時期からエンジン全開だ。
ピストンズ戦を終えて彼は「オフにしっかり練習してきた」と胸を張った。「練習の成果は必ず出ると思って取り組んでいる。毎日の練習で今日のようなシュートを打っているし、3ポイントシュートも打っている。シュートを打てるスポットを取れれば、自信を持って打つだけだよ」
ハーフタイム直前には、カイル・アンダーソンのスティールからモラントが強烈なダンクを叩き込む場面も見られた。しかし、モラントによると『普通のダンク』ではチームメートからブーイングが出るという。
「チームメートは、僕が普通のダンクをすると怒るんだ。いつだってウィンドミルにしろと言われる。あの場面でボールをもらった時もウィンドミルを決めようと思っていた。でも、相手のディフェンダーが戻って来ていたのが見えて、クイックなダンクに切り替えたんだ」
昨シーズンのプレーイン・トーナメントを経てプレーオフに進出したグリズリーズは、ジャ・モラントを中心としたヤングコアの成長が見込まれ、今シーズンは飛躍を遂げるチームと予想されている。昨シーズンのサンズのように一気に西カンファレンスの上位争いに加われるかどうかは、エースのモラントにかかっている。