「過去のケガやそれ以外の出来事で、選手が正当に評価されない場合がある」
今シーズンからマーベリックスのヘッドコーチに就任したジェイソン・キッドは、チームの核にルカ・ドンチッチとクリスタプス・ポルジンギスの名前を挙げた。
トレードでニックスからマブスに来て3年目を迎えるポルジンギスは、時折以前のような輝きを見せているものの、いまだに故障が多いというレッテルを貼られ、選手としての評価を下げてしまっている。
しかし、現地8日に行われたクリッパーズとのプレシーズンゲーム後、キッドはポルジンギスを「今シーズンはオールスターを狙える」と称えた。ポルジンギスはクリッパーズ戦で19分プレーし、15得点5リバウンド4アシスト3ブロックを記録。今のところトレーニングキャンプから順調に調整は進んでおり、万全な状態でシーズン開幕を迎えられそうだ。
キッドはクリッパーズ戦後の会見で、メディアから「ポルジンギスが万全の状態で開幕を迎えた2017-18シーズンにはオールスターに選出された」と伝えられると、「そういうデータがあるなら、信用しよう」と反応した。「彼にはオールスターレベルの技術が備わっている。NBAのオールスターの一人だ。時には過去のケガや、それ以外の出来事で選手が正当に評価されない場合がある。選手をロボットのように考えてしまって、毎年オールスターに選ばれると期待してしまうことだってある」
「オールスターに選ばれないシーズンもあるが、今シーズンの彼はオールスターに選ばれると思う。仮に落選しても当落線上だろう」
今シーズンこそマブスで結果を残したいポルジンギスは、前ヘッドコーチのリック・カーライルとキッドが用いるシステムを比較し、「いくつか異なる部分があって、今の方が分かりやすい」と答えるなど、手応えをつかんでいる様子だ。
ドンチッチの相棒に相応しい実力をコートで発機できるかどうか、ポルジンギスにとっても今シーズンは正念場になる。