
「1週間か10日で、もっとコンディションは良くなる」
マーベリックスのアンソニー・デイビスが1カ月ぶりの戦線復帰を果たした。相手は古巣のレイカーズで、ロサンゼルスのファンはかつて優勝をもたらした功労者を大きな拍手で迎え入れた。
試合後にはリーブスとユニフォームを交換。リーブスはデイビスについて「世界最高の選手の一人」と言い、彼へのリスペクトを語った。「AD(デイビス)がなぜ僕とユニフォームを交換しようと言ったのか分からないけど、彼からユニフォームをもらえてうれしい。『他の誰かの真似をするんじゃなく、自分らしくプレーしろ』とアドバイスしてくれたのがADなんだ」
そしてデイビスは「レブロン(ジェームズ)の欠場で彼がオフェンスの2番手になった。レブロンが復帰しても2番手のままでいるのは、チームがいかに彼を信頼しているかを表している」とリーブスの活躍を喜ぶ。「レイカーズでプレーしていた時は彼の爆発力が大好きだった。今はそれを安定して発揮できるようになった。僕が『このレベルまで行ける』と思っていたレベルに到達したんだ」
試合はルカ・ドンチッチが35得点11アシスト、オースティン・リーブスが38得点を記録したレイカーズが129-119で勝利。それほど点差が離れたわけではないが、レイカーズが余力を残しての勝利となった。
デイビスはプレータイム制限があり、28分のプレーで12得点5リバウンド5アシストとスタッツは伸びなかった。ブランクはあってもレイカーズはデイビス対策としてダブルチームを徹底。フィールドゴール10本中6本成功と効率は良かったが、デイビスに活躍させない対策が効いた。
「無理に仕掛けようとはしなかった」とデイビスは復帰戦を振り返る。「僕がボールを持つたびにダブルチームが来た。キャッチして振り向くと常に2人目のディフェンスがいたから、パスを出すことを優先した。得点のリズムはいずれつかめると思う」
「ダブルチームはリスペクトの証だと思う。僕にやられる可能性があると感じるからこそ手を打つんだ。それを嫌だとは思わない。ダブルチームに対して正しいパスを選択したいと思うだけだ。シュートが入ったかどうかは別として、良いチャンスが作れたと思う」
デイビスは開幕から5試合に出場しただけで1カ月の戦線離脱となった。最初の5試合は2勝3敗。今は5勝15敗で、チームはもはや目標を見失いつつある。しかしデイビスは「いや、僕らはまだ戦っている」と言い、こう続けた。「ネッツが5勝20敗から最終的に第4シードになったのを覚えていないか? 僕らが5勝20敗になると言いたいわけじゃない。まだ戦うのをやめないと言いたいんだ」
デイビスが古巣との対戦をモチベーションにしてきたのは間違いないが、コンディションはいまだ十分ではない。「プレーできる状態にはなったが、まだ多くのテストをクリアしなければならない。あと1週間か10日で、もっとコンディションは良くなる」とデイビスは語る。
マブスは開幕からここまで散々で、大物ルーキーであるクーパー・フラッグの活躍よりもニコ・ハリソンGMの解任の方が話題になるぐらいだったが、デイビスの復帰はその雰囲気を変えられるだろうか。