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ウルブズ再建において重要な役割を任される
ティンバーウルブズが2016-17シーズンのチームスタッフを発表した。その中には日本人の吉本泰輔の名がある。
吉本は、ウルブズの指揮官とバスケットボール運営部門代表を兼任するトム・ティボドーがブルズのヘッドコーチを務めた2010-11シーズンから4年間、対戦相手の分析等を担当するビデオコーディネーターを務めた。
吉本のウルブズでの肩書は、『バスケットボール運営部門付き特別補佐』。具体的な業務内容はこれから明らかになっていくだろうが、ティボドーの右腕として幅広い役割を任されると見られている。
ブルズではトレーニングサポート、選手育成などにも携わっていた吉本について、ティボドーは以前『WOWOW』のインタビューで「いつかアシスタントコーチになってもらいたい」と語っている。
今回の人事は、チーム再建という重責を担うティボドーが、吉本を将来的にアシスタントコーチに昇格させるための準備段階と見ていいだろう。もちろん、どの段階においても厳しい競争の中に身を置くわけで、将来が保証されているわけではない。
日本人として初となるNBAアシスタントコーチの誕生へ、と表現するには気が早過ぎるかもしれないが、ウルブズ再建において重要な役割を担うことは間違いない。
今年のドラフトで獲得したクリス・ダンは選手が選ぶ新人王予想ランキングで1位を獲得した。ウルブズ再建の土台は完成しつつある。