滋賀はマブンガが孤軍奮闘するも力及ばず
前日の開幕戦では第3クォーターまで滋賀レイクスターズにリードされる苦戦を強いられつつも、第4クォーター残り3分から勝負強さを発揮して辛くも逆転勝利を飾ったシーホース三河。第2戦は終始10点前後のリードを保ち続け、開幕2連勝を飾った。
序盤から三河が素早いパス回しからノーマークを作り出し、金丸晃輔、長谷川智也が高確率で3ポイントシュートを沈め得点を伸ばす。滋賀もジュリアン・マブンガの個人技を起点にディフェンスとのズレを生み出し、小林遥太、長谷川智伸の3ポイントシュートで追い上げる。
日本代表の橋本竜馬と比江島慎をベンチスタートにしてプレータイムをコントロールするなど巧みなベンチワークを見せる鈴木貴美一ヘッドコーチ。アイザック・バッツ、ギャビン・エドワーズ、桜木ジェイアールという三河が誇る強力インサイド陣が攻守に存在感を出し、徐々に点差を広げて41-29で前半を終えた。
後半に入ると、積極的にダブルチームを仕掛け狩野祐介がスティール。また、横江豊の気迫あふれるディフェンスでターンオーバー、24秒バイオレーションを誘発するなど滋賀のアグレッシブなディフェンスが見られた。しかし、オフェンス面ではインサイドを使えずアウトサイドでパスが回るだけで、良い形でシュートを打つことができず、マブンガ頼みの時間帯が続いた。
一方の三河はインサイド陣の強みを生かして、優位を揺るぎないものにしていく。インサイドにパスを入れることでディフェンスを収縮させ、ミドルレンジでノーマークを作る。また、208cmのバッツ、206cmのエドワーズがゴール下を支配。オフェンスリバウンドからの得点を重ねるなどの活躍で常に一定のリードを保ち、開幕2連勝を飾った。
三河は金丸が26得点10リバウンド、バッツが12得点12リバウンドのダブルダブルを記録。エドワーズが19得点7リバウンドを記録した。バッツは80%、エドワーズは72%と非常に高い決定率でゴール下に君臨した。滋賀はマブンガが21得点7リバウンド6アシストと一人気を吐いたが、それに続く選手が出てこなかった。
次節は10月1日(土)、シーホース三河は名古屋ダイヤモンドドルフィンズをホームに迎え、滋賀レイクスターズは沖縄に乗り込み琉球ゴールデンキングスと対戦する。