ペリカンズの貴重なバックアップウィング
ペリカンズから制限付きフリーエージェントになっていたジョシュ・ハートが、球団と新たに3年契約を結ぶことが分かった。『ESPN』によれば、ハートはペリカンズと3年3800万ドル(約41億円)の契約を結ぶ予定だという。
制限付きフリーエージェントになったハートは貴重なバックアップウィングで、仮に他チームからオファーがあってもペリカンズがマッチする可能性が高いと見られていた。
昨シーズン47試合(先発4試合)に出場したハートは、平均9.2得点、8.0リバウンド、2.3アシストを記録。1年目からディフェンスとリバウンドに定評のある選手だが、現代のNBAで生き残るために必須の3ポイントシュート成功率はルーキーイヤーの39.6%が最高で、2年目以降は徐々に数字を落とし、安定しているとは言えない。もし、高い3ポイントシュート成功率を維持できていたら、新契約よりも高い評価を受けていたはずだ。
ただ、まだ26歳という年齢を考えれば、本人次第でさらなるレベルアップは可能だ。それに3年3800万ドルという条件であれば、ペリカンズにとってもお得で、将来的にトレードする際も放出先を比較的見つけやすいだろう。
今のペリカンズには競争の激しい西カンファレンスでプレーオフに勝ち上がれる力はまだなく、5年目の中堅プレーヤーとなったハートは、2021-22シーズンもエースであるザイオン・ウイリアムソンを支える役割を担う。