林咲希

町田瑠唯の作り出す速い攻めから、林咲希が宮澤夕貴が次々と決める

女子日本代表はグループリーグ最終戦でナイジェリアを相手に102-83と快勝し、決勝トーナメントに駒を進めた。

立ち上がりからナイジェリアにディフェンスのギャップを突かれるミドルジャンパーを確率良く決められ先行を許した。ナイジェリアは高さに加えてゴール下でコンタクトを受けてもシュートを決める技術があり、この攻めをなかなか止められなかったが、日本はオフェンスで取り返す。町田瑠唯の作り出す速い攻めから林咲希の連続3ポイントシュート、町田のスティールから髙田真希がフィニッシュする速攻が決まり、ベンチから出た宮澤夕貴も3ポイントシュートを立て続けに決めて2桁のリードを奪う。

ナイジェリアのシュートタッチの良さが目立つスタートではあったが、第1クォーターだけで3ポイントシュートが10本中7本成功の猛攻で、30-22とした。

それでも第2クォーターになって3ポイントシュート攻勢が止まると、相手の力強いインサイドアタックをなかなか止められず、速い攻めで呼吸が合わないターンオーバーからの失点も続いて2点差まで詰め寄られるが、ここから林が再び爆発。3ポイントシュート連続成功でナイジェリアを突き放し、51-38とリードを広げて前半を終えた。

後半も日本のペースは変わらない。宮澤が3ポイントシュート3本連続成功で62-43とナイジェリアを突き放す。タイムアウトを取ったナイジェリアが3ポイントシュートの警戒を強めれば、赤穂がドライブで切り裂き、相手のディフェンスの連係ミスを見逃さず、町田から髙田のホットラインでイージーシュートへと持ち込む。33-19と圧倒した第3クォーターを終えた時点で勝敗は決していた。終盤は主力を休ませる余裕の展開。終盤にはオコエ桃仁花の3ポイントシュートで得点を100に乗せて勝利を収めた。

林は3ポイントシュート7本成功を含む23得点、宮澤は3ポイントシュート5本成功を含む19得点。町田は15アシストを記録し、オリンピックでの3試合すべてで2桁アシストを記録している。チーム全体で3ポイントシュートは39歩中19本を決めた。

これで日本代表は2勝1敗で決勝トーナメント進出を決めた。8月4日に準々決勝が行われる。