篠崎澪

相手をファウルトラブルに追い込み1点差まで追い上げる奮闘も及ばず

東京オリンピックが開幕し、バスケットボール競技では新種目である3人制バスケ『3×3』が今日からスタートした。

女子日本代表はROC(ロシア)と対戦。立ち上がりから日本の動きが重く、エースの山本麻衣のシュートが決まらない。逆にROCに思い切り良く打つ2ポイントシュートを次々と決められ、2-9と出遅れた。外への警戒を強めればスクリーンから抜け出されてゴール下を決められ、攻守ともに日本はなかなかリズムをつかめない。

それでも日本のスピードを強引にフィジカルで潰しに行くROCは開始5分でチームファウルが7に到達。ここから先はすべてのファウルがフリースローという状況で激しく当たれなくなり、ここを篠崎澪が突いて、2ポイントシュートにドライブからのバスケット・カウントで反撃開始。スタミナ切れを起こしたROCを猛追し、日本の生命線となる山本の2ポイントシュートも決まって、残り4分で9-16から18-19と勝機が見えるところまで追い上げた。

しかし、ここで馬瓜ステファニーのドライブを激しいディフェンスで止められ、相手がリバウンドをタップで外に繋ぐ。この切り替えの速さに日本はついていけず、ワイドオープンの2ポイントシュートを決められてROCが21点目。KO勝ちをもぎ取った。

2点シュートはいずれも8本を打ったが、ROCが5本を決めたのに対して日本は2本成功に留まった。3×3女子日本代表は今日のもう1試合、ルーマニア戦を14時25分から戦う。

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