決勝アリウープをアシストしたホリデーに感謝「信頼してもらえた」
バックスのヤニス・アデトクンボは、現地17日に敵地で行われたサンズとのNBAファイナル第5戦に123-119で勝利した後も、浮き足立つことはなかった。
第5戦をモノにしたバックスは、3勝2敗で1971年以来の優勝に王手をかけた。次の第6戦はホームのミルウォーキーで開催されるため、バックスにとって有利な環境で戦える。しかし、アデトクンボは「適切なステップを踏まないといけない」と試合後の会見で語った。
「現状を受け止めないといけないし、次の試合結果について考えるわけにもいかない。確かにNBA王者まであと1勝のところに来た。歴史に名を残すまであと1勝のところにね。もし家族とファンの前で優勝できたら、本当に素晴らしいことだと思う」
「でも、それは先の話であって、まず僕たちは良いプレーをしないといけない。ホームに帰って、身体を回復させる必要がある。今はお腹が空いているから、これからバーガーを食べるよ。そして今日の試合映像を見直して、良かった部分とそうではなかった部分を分析していく。試合前には、踏まないといけないステップがある」
「適切な形でそうしたステップを踏んで、自らを律して試合に臨めて、良いプレーができて、なおかつホームのファンのみんなの声援を受ければ、NBA王者になれるかもしれない。ファンの前で優勝できたら最高だよ。でも、そこにたどり着くには、まだまだ踏まないといけないステップがある」
第4戦で勝利をたぐり寄せた『歴史に残るブロックショット』に続いて、アデトクンボは第5戦でも決勝アリウープを叩き込んだ。彼はアリウープをアシストしたドリュー・ホリデーについて「信頼してくれて感謝している」と語った。
「彼とクリス・ポールの位置を確認して走った。僕の周りには誰もいなかったんだ。最初はドリューもボールを出したがらない感じだったけど、『放ってくれ!』と僕が頼んだんだよ。彼が僕を信頼してくれたんだ。試合が終わってから、彼にも『信頼してくれてありがとう』と伝えたよ。もし彼のパスが悪くてプレーを決められていなかったら、ポイントガードである彼の責任になってしまう。コーチもボールをキープするべきだったと言うだろうね。でも、彼は僕を信じてくれたし、僕ならフィニッシュさせられると思ってくれた。本当にありがたいよ。彼にもそう伝えたんだ」