ルブライアン・ナッシュ

bjリーグ時代は1試合54得点を記録したスコアラー

八王子ビートレインズがルブライアン・ナッシュの加入を発表した。ナッシュは201cm107kgのスモールフォワード。NCAAの名門であるオクラホマ州立大の主力選手として活躍し、2015年にはNBAドラフト候補に名前が挙がったが指名されず、日本に渡ってbjリーグ時代の福島ファイヤーボンズでプロデビューを果たした。

2015-16シーズンの信州ブレイブウォリアーズ戦では54得点を挙げ、bjリーグの1試合最多得点記録を更新するなど、非凡な得点力を発揮。bjリーグのオールスターゲームではブースター投票で選出されMVPに輝くなど、素晴らしいシーズンを過ごした。Bjリーグでは1試合平均26.3得点を記録。体格に見合わぬスピードとスキルを兼ね備え、ドライブだけでなくミドルシュートも高確率と、多くの得点パターンを持つスコアラーだ。

この2年間はNBAデビューを目指し、今年3月にはロケッツと10日間契約を結ぶも、出場機会は巡って来なかった。その彼が加入するのは、B3からB2に昇格した八王子。昨シーズンは同じケースでライジングゼファー福岡が1年でのB1昇格を成し遂げており、その再現を狙うチームの『切り札』と呼ぶべき補強がナッシュとなる。圧倒的な得点能力を持つスコアラーがどれだけ活躍できるかで、八王子のシーズンは大きく左右されそうだ。

その八王子は今日、同じくセオン・エディの獲得も発表している。アルバルク東京、西宮ストークスと渡り歩いた技巧派のガードであり、こちらは2シーズンのB1経験をチームに注入する貴重な戦力となりそうだ。