カナートン「世界中にクリスの実力を見せることができてうれしい」
現地3日、バックスはホークスとの東カンファレンスファイナルを4勝2敗で突破し、1974年以来となるNBAファイナル進出を果たした。
ホークスとのシリーズでは、ヤニス・アデトクンボが第4戦で膝を負傷し、それ以降の2試合を欠場したものの、クリス・ミドルトン、ドリュー・ホリデーを中心にまとまったチームが、今シーズンの『サプライズチーム』であるホークスを下した。
バックスで8年目のミドルトンは「ここまで長かった」と、試合後の会見でこれまでの歩みを振り返った。「年間15勝(2013-14シーズン)しかできないシーズンもあって、フラストレーションが溜まったこともあった。この3年は優勝するチャンスがあったのに、あと一歩が足りなかった。そして、ようやくファイナルに勝ち進むことができた。このためにやってきたし、自分たちでつかんだ結果。この時期にプレーできていることがうれしい」
ミドルトンは、アデトクンボが1年目の頃からのチームメートだ。頼れる相棒について、ミドルトンは「ヤニスがプレーできたら良かった。でも、出場か欠場に関係なく、彼はチームの一員。近いうちに復帰できればいいけれど、この結果を彼も喜んでいるよ」と語った。
ホークスとの第6戦でベンチから13得点8リバウンドを記録して勝利に貢献したパット・カナートンは「ヤニスはバスケットボール選手としても一流だけれど、人間性が素晴らしい。だからこそ、自分はこのチームに残りたいと思った。これと同じことがクリスにも当てはまる。ウチにはヤニスがいるけれど、世界中にクリスの実力を見せることができてうれしい」とコメントした。
アデトクンボのファイナル出場に関しては、指揮官のマイク・ブーデンホルザーも「その時々の状態で判断する」とだけコメント。最終的な判断はアデトクンボ本人、ブーデンホルザー、GMのジョン・ホースト、スポーツパフォーマンスチームとの話し合いで決まる予定だという。
サンズとのファイナルは、現地6日からスタートする。