グレッグ・ポポビッチ

写真=Getty Images

17シーズン所属したスパーズを離れたパーカー

このオフにフリーエージェントになり、スパーズからホーネッツに移籍したトニー・パーカー。出場機会を求めての移籍だったとはいえ、17年も尽くした球団への愛着が強いパーカーは先日、「スパーズの選手として引退する」と明言した。

ホーネッツとの契約期間は2年で、満了後に古巣復帰の可能性も示唆しているパーカーにとって、スパーズ、それから恩師グレッグ・ポポビッチは特別な存在でしかない。愛弟子の思いを伝え聞いたポポビッチは、フランスメディア『Le’Equipe』に「私たちは、生涯の友人だ」と語った。

「お互いの家族のことを非常に良く知っているし、サンアントニオは彼にとって第二の故郷だ」

パーカーの移籍について、ポポビッチは「彼がいなくて寂しく思う。しかし、彼は今後もスパーズの一員のままだ。彼はサンアントニオに家を持っていて、これからもそこで時間を過ごすわけだからね」と話した。

この17年間でスパーズの優勝4回に貢献したパーカーは、昨シーズンからデジャンテ・マレーに先発の座を譲り、世代交代を受け入れた。チームは変わってしまったが、彼とポポビッチの間にある絆はいつまでも変わらないはずだ。