31得点のカワイ・レナード「アグレッシブにやっているだけ」
ジャズと西カンファレンスセミファイナルで対戦しているクリッパーズは、敵地での最初の2試合で連敗を喫したものの、本拠地ステイプルズ・センターに戻っての第3戦、第4戦を制してシリーズを2勝2敗のイーブンに戻した。
現地14日に行われた第4戦は、カワイ・レナードとポール・ジョージがそれぞれ31得点を記録し、118-104でジャズに勝利した。
レナードは、第3戦に続いてチームを勝利に導いたジョージとの連携について「アグレッシブにやっているだけ」と、試合後のインタビューで答えた。「チームメートが僕たちを見つけてボールをくれて、オープンなシュートを自信を持って決めている。それだけなんだ。ハードにプレーしているだけだよ」
そしてジョージは、レナードとの関係性について「自分たちの信頼関係は絶対的なもの」と相棒を称えた。「自分のシュートを打つためにアグレッシブにやらないといけない。自信を持って、オープンなシュートを決めて、スペースを作り出さないといけない」
ジョージは、ステイプルズ・センターでの試合には勝たければいけないと主張する。「相手が恐怖を感じるような会場にしないといけない。自分たちのプレーで、そういう雰囲気を作り出すんだ」
リードしながらもジャズの粘りもあり、チーム最長の40分というプレータイムを記録したジョージは「48分フルでやっても構わない」と、ここまで来ればチームの勝利のために身を削る覚悟を持っている。
一方でジャズは連敗を喫したが、強豪ひしめく西カンファレンスを首位で通過した自信は揺らいでいない。ジョージと同じく40分プレーし、相手のエース2人を上回る37得点を記録したドノバン・ミッチェルは、60-50で上回った後半のプレーを「あれが僕たち本来のプレーだ。この感覚をホームに持ち帰って、同じエネルギーでプレーする」と語った。
ボーヤン・ボグダノビッチも「自信を失うことなんてない」と、連敗を気にしていないと強調。「今後の試合でも一致団結してやらないといけない。相手がホームで勝ったように、自分たちもホームコートを守るだけだ」
次の試合でホームコートアドバンテージを持つジャズが王手をかけるのか、それとも息を吹き返したクリッパーズがカンファレンスファイナル進出まであと1勝に迫るのか、ソルトレイクシティでの第5戦は、現地16日に行われる。