グレッグ・モンロー

写真=Getty Images

「昨日の敵は今日の友」で強力タッグを結成

先日ラプターズと単年契約を結んだグレッグ・モンローは、先発センターのヨナス・バランチュナスと一緒にプレーできることを何よりも楽しみにしている。2人が同じチームでプレーするのは初めてのことで、これまでのキャリアで特に深い繋がりがあるわけでもない。

あるのは一昨シーズンのプレーオフで生まれた『因縁』だけだ。

2016-17シーズンはバックスでプレーしていたモンローは、2017年の春に行なわれた東カンファレンス・ファーストラウンドでラプターズと対戦した。そのシリーズの第5戦で激しいマッチアップを繰り広げた末に、両者は一触即発状態になり、チームメートによって引き離された。

ラプターズとの契約後、モンローはバランチュナスとの小競り合いについて『TSN』に聞かれ、こう答えた。「勝負しているわけだから、カッとなることもある。僕は、臆病な選手よりも向かってくる選手の方が好き。彼も僕も、一歩も引かないタイプのプレーヤーだからね。そんな彼と同じチームでやれるのは楽しみだよ」

ポストプレーとリバウンドに優れるモンローは、ベンチ出場からでも得点とリバウンドによるダブル・ダブルを達成できる実力を持っている選手だし、新天地でのシーズンに向けて3ポイントシュートの練習を重ねるなど意欲的に取り組んでいる。バランチュナスも強靭なフィジカルに加えてミッドレンジからのシュートを得意としているため、2人を交互にコートに送り出せるフロントコートの破壊力は抜群だ。

カワイ・レナードとダニー・グリーンをスパーズから獲得したラプターズは、セルティックス、セブンティシクサーズらと東の首位争いを繰り広げると予想されている。フロントも期待を寄せているモンローが、バランチュナスと好連携を構築できるかどうかにも注目したい。