Bリーグ開幕カウントダウン 田中大貴(アルバルク東京)「東京で負けるわけにはいかない」

2016/09/14
Bリーグ&国内
208

文=鈴木健一郎 写真=野口岳彦

今シーズンは、もっともっと欲を出して点を取りたい

開幕を1週間後に控え、Bリーグへの注目はいよいよ高まりつつある。9月22日と23日の開幕戦を戦うアルバルク東京と琉球ゴールデンキングスは、特に注目される2チームだ。『TIP OFFカンファレンス』にアルバルク東京を代表して参加した田中大貴は、記念すべき開幕戦の舞台に立つ意気込みをこう語る。

「開幕戦の舞台に立てるのはこの2チームだけなので、うれしいですし光栄です。自分たち以外のチームの選手も、絶対にこの開幕戦でプレーしたかっただろうなと思います。リーグの印象が決まると言っても過言ではないぐらいの大きな試合なので、責任を感じます」

昨シーズン(NBL)のアルバルク東京はレギュラーシーズンを1位で終えながら、プレーオフで歯車が狂った。準々決勝では8位の千葉ジェッツに大苦戦。何とか準決勝に勝ち上がったが、4位のシーホース三河に敗れた。

リーグが変わっても、その屈辱を忘れることはない。この夏、チームは大きく変わった。新たな選手が入り、攻撃のバリエーションが増えていると田中は言う。「個人のバリエーションももちろんですけど、メンバーが変わって自分以外に点数を取れるオプションが増えると思います。自分にマークが寄らない分、もっと得点が取りやすくなります。だから自分としては、もっともっと欲を出して点を取りたいと思っています」

対戦相手の琉球ゴールデンキングスの印象は「個々のオフェンス能力が高い」とのこと。「琉球さんのオフェンスをウチのディフェンスが止める、というのが理想のパターンです。勢いに乗せたら怖いチームなので、勢いを出させないようにしたい」

期待と重圧が入り混じるビッグマッチを控え、田中の気を休めるのは、東京で戦えるという『地の利』だ。「これが仮に沖縄でゲームが開催されたら、琉球さんのブースターの方々はすごいし、間違いなく完全アウェーだったと思うので、ホームでやれるのは少し助けられたなと正直思います。東京で負けるわけにはいかないので、しっかり戦いたい」

ティップオフからのファーストプレー、理想の状態でもしボールが回ってきたらどんなプレーをしたいか? という質問に、田中は少し考え込んだ後でこう答えた。「どのような形でのプレーになるか分からないですけど、最初に自分のところでとなったら、ドライブでも3ポイントでもジャンプシュートでも、一発目、最初のシュートを決めたいです」

開幕戦に向け、田中が彼らしい自然体を保ちながら、それでいて気持ちを高めているのが分かる。「日本には野球とサッカーの2大スポーツがあって、スポーツニュースを見て毎日取り上げられるのがうらやましいです。バスケットボールもすごく面白くて、盛り上がってもおかしくないと思っているので、盛り上げていきたいです」