「優勝をもたらしたかった。叶えられなくてすまない」
希望通りロケッツへの移籍が叶ったカーメロ・アンソニーが、1年だけ所属したサンダーに対する感謝の気持ちを綴った手紙を、『News OK』が掲載した。
「ありがとう、OKC」という書き出しから始まった手紙で、カーメロはファンのサポートへの感謝を述べた。
「たった1シーズンだったけれど、僕がOKCに到着した瞬間から、チーム、球団、そして素晴らしいファンの皆から歓迎してもらえた。シーズンを通して、毎試合を通して僕に声援を送ってくれたよね。それに、チームを全力で応援してくれた。この記憶は絶対に忘れない。皆からの支えが、僕を前に進ませてくれたんだ」
またカーメロは、サンダーでのシーズンについてこう綴っている。
「人生では、常に自分が希望する方向に物事が進むわけではないことを、僕は学ばせてもらった。チームが上手く機能するようにしたかったし、優勝をもたらしたかった。僕が所属した時期に叶えられなくてすまない」
1年間限定になってしまったユニット『OK3』を結成した相棒のラッセル・ウェストブルック、ポール・ジョージらにも感謝の気持ちを表したカーメロは、手紙をこう締めくくった。
「大事なことを伝え忘れていたけれど、僕を信じてくれたミスター・(クレイ)ベネット(サンダー共同オーナー兼チェアマン)にも御礼を伝えたい。(サンダーでの)チャプターは終わってしまうけれど、僕のストーリーはまだまだ続く」
ロケッツでは、昨シーズンのMVPジェームズ・ハーデン、NBAナンバー1ポイントガードのクリス・ポールとのトリオを結成する。サンダーでのシーズン終了後に「あり得ない」と拒否したセカンドユニットでの起用を、新天地では一転して受け入れるという報道もあるが、いずれにしてもロケッツは超強力オフェンスを手にした。昨シーズンのカンファレンス・ファイナルで追い詰めたウォリアーズを打ち破るための『ラストピース』になれるか。そして、悲願のキャリア初優勝を成し遂げられるかどうか。新たな章に突入したカーメロの2018-19シーズンに注目したい。