相手の士気を削る勝負どころのディープスリーが武器
大阪エヴェッサは今シーズンの得点(19.3)とアシスト(6.0)でチームトップの数字を残したエース、ディージェイ・ニュービルと2021-22シーズンの契約が合意に達したことを発表した。
ニュービルは29歳のポイントガードで、今シーズンから大阪でプレー。チームへの合流は遅れたが、34得点のド派手なBリーグデビューを飾り、チームにフィットするにつれてアシストも増え、恐るべきスコアリングガードとしてのパフォーマンスを発揮した。ほぼ常にフェイスガードで誰かが貼り付く、アタックすればダブルチームに来る徹底マークを受けながらもフィールドゴール成功率は53.1%、3ポイントシュートは44.3%と高い確率をキープ。特に試合終盤の勝負どころでねじ込むディープスリーは、相手の士気を削る強力な武器だった。
本人は「ディフェンス、パス、得点をすべて同じように重視している」と言い、ディフェンスでも強靭な足腰を生かしたフットワークで、今シーズンのB1で急増した外国籍のガード、フォワードを抑える対人ディフェンス能力を見せた。影響を受ける選手に、NBAトレイルブレイザーズのデイミアン・リラードを挙げているが、B1において得点力と勝負度胸はリラード級だ。大阪にとって初のチャンピオンシップ進出の原動力は、このニュービルを置いて他にない。
そのニュービルの残留が決まり、クラブリリースの中で彼はこうコメントしている。「再契約を発表することができて、誇りに思います。大阪エヴェッサに優勝をもたらすためにやる気に満ちています」