川嶋勇人

スティール王の川嶋が加わり、スティール上位4名のうち3人が揃う

秋田ノーザンハピネッツは今日、川嶋勇人と2021-22シーズンからの3年契約を結んだことを発表した。

川嶋は京都府出身、186cmとサイズのあるガード。関西学院大を経て2013-14シーズンから日立サンロッカーズでプレーし、Bリーグ初年度には地元の京都ハンナリーズでプレーして、2017年オフに三遠ネオフェニックスに移籍すると、主力ガードとして4シーズンを過ごした。シューティングガードではあるがハンドラーとしてピック&ロールからのクリエイトもでき、またフットワークとウイングスパンを生かした粘り強いディフェンスを持ち味とする。

三遠からの退団のリリースでは「フェニックスでの4シーズン、人として成長できたかは疑問がありますが、選手としてかなり成長させていただいて感謝しています。フェニックスに関わる全ての人に感謝しかありません」とのコメントを発表している。

特に今シーズンの成長は目覚ましく、29分のプレータイム、10.2得点、4.1アシスト、2.4スティールのすべてがキャリアハイ。スティール王に輝いたディフェンス力に注目が集まるが、フィールドゴール成功率40%超えで2桁得点ができる日本人選手はB1全体で見てもそう多くない。日本人選手の得点力が課題だった秋田にとっては非常に良い補強となった。

もちろんディフェンス面でも、川嶋(2.4)、アレックス・デイビス(1.8)、中山拓哉(1.5)とスティールのB1トップ4選手のうち3人がラインナップに並ぶことになる。

秋田の契約リリースでは「僕を迎え入れていただき感謝してます。川嶋、勝ちに飢えています。秋田ノーザンハピネッツの勝利のために全肉体を捧げたいと思います」と川嶋はコメントしている。