ジミー・バトラー

「今のメンバーと一緒にプレーする機会を与えてもらって、感謝している」

2019-20シーズンのNBAファイナルに勝ち進んだヒートは、今シーズンのプレーオフファーストラウンドでバックスと対戦し、1勝もできずに敗退した。

エースでありリーダーでもあるジミー・バトラーは、昨秋にオーランドで行われた『バブル』シーズンでチームを牽引し、リーダーシップ、メンタルの強さを称えられた。バトラーがいれば、今シーズンもポストシーズンを勝ち上がれるのではないかと言われたものの、バックスとのシリーズでは本来のパフォーマンスを発揮できず、チームを勝利に導けなかった。

シリーズを通してフィールドゴール成功率30.6%(49本中15本)に抑えられたバトラーは、「シュートミスが多かった」と悔やんだ。獅子奮迅の大活躍だった『バブル』と比較され、彼は「相手も素晴らしかった。それだけ」と簡潔に答えると「でも、自分のプレーはスコアリングだけじゃない」と続けた。

「ディフェンスで相手を抑える、チームメートをプレーに関与させる、そういう他の部分も大事なんだ。スコアリングも自分のプレーを構成している要素の一つだけど、重要度はそこまで大きくない」

https://twitter.com/MiamiHEAT/status/1398730080529039365

レギュラーシーズンは浮き沈みが多かったチームに関して、時に辛辣な物言いをしてきたバトラーだったが、プレーオフ敗退が決まり、チームメートへの感謝を語った。

「チームのメンバーも変わって、特性が違う選手が集まったんだから、昨シーズンのチームとは異なる。でも、僕たちはチームの仲間と一緒に戦場に出て行く。できることなら、ベストな結果を残したい。誰だってそう願うものさ。ウチはもっと強くなれるし、強くなる。今のメンバーと一緒にプレーする機会を与えてもらって感謝している」

「チームのみんなに僕と戦ってくれて、自分のためにプレーしてくれてありがとうと言いたい。この体験は代え難いもの」

ヒートは、バトラーとバム・アデバヨを軸とするチーム作りを夏に進める。トレードで獲得したビクター・オラディポはフリーエージェントになり、ゴラン・ドラギッチとアンドレ・イグダーラに関してはチームオプションを行使するか決めなければならない。

どんなロスターで2021-22シーズンを迎えるかは分からないが、バトラーを中心に再び優勝を目指して来シーズンに挑む。