合言葉は「BREAK THE BORDER」!
Bリーグ開幕を控え、『BリーグTIP OFFカンファレンス』が開催された。
メディアとファンの前に登壇した大河正明チェアマンが、開幕に向けた意気込みを改めて表明した。「バスケットボールで奇跡を起こそう。このメッセージで動き始めた日本バスケットボール界の新時代、2つのリーグに分かれていたものを一つのリーグに統合し、ゼロから新しいプロリーグを立ち上げ、過去の前例にとらわれることなくゼロから準備を進めてきました」
Bリーグに込めた3つの思いを順に説明した。一つ目は『世界に通用する選手やチームの輩出』だ。「この思いを一番に申し上げます。シーズン中に代表を招集して毎月のように代表の合宿を行い、代表のゲームを行い、日本バスケットボール協会とBリーグが一緒になって日本のバスケットを強くしていきたい、こういった思いを最初に申し上げておきます」
二つ目には『エンターテイメント性の追求』を挙げた。「Bリーグでは勝っても負けても、試合を見に来て楽しかったと感じていただけるよう、徹底的にエンターテイメント性を追求します。これまでのスポーツ競技では見られなかったような、新たなスポーツエンターテイメントカルチャーを創出していきます」
三つ目に挙げたのは『夢のアリーナ』の実現だ。「今、沖縄や栃木で夢のアリーナが実現に向かって一歩ずつ前進しています。そういった動きをしっかり受け止めて、夢のアリーナの実現へ一歩一歩進めていきたいなと思っております」
大河チェアマンは最後に、開幕への思いをスローガンとともに発表し締めくくった。「選手のファイトに期待して、Bリーグの開幕を迎えたいと思います。バスケで奇跡を起こすべく、『前例を笑え』、『常識を壊せ』、『限界を超えろ!』。選手とスタッフとともに『BREAK THE BORDER』をスローガンに、あらゆる壁や境界を壊し、バスケットボール文化を根付かせてまいります。どうぞ、ご期待ください」
その後は、B1に属する全18チームの選手が集結し、ユニフォーム姿を披露した。栃木ブレックスの田臥勇太が「個人としてもチームとしても、Bリーグを引っ張っていきたい」と話すなど、全員が新リーグ開幕に向けた意気込みを語った。
開幕は9月22日、アルバルク東京と琉球ゴールデンキングスが激突する。いよいよ始まるBリーグに、期待は高まるばかりだ。