レブロンは擁護「ADはいつだって挽回する選手」
王者レイカーズは、サンズとのファーストラウンド第1戦に90-99で敗れた。リーダーであるレブロン・ジェームズが第4クォーターに腕を痛めたため、第2戦からのシリーズに何らかの影響を及ぼす可能性はあるものの、それ以上に深刻な問題になり得るのが、チームのシュートタッチだ。
この日は特に3ポイントシュートが決まらず、成功率は26.9%(26本中7本)に留まった。レブロンは18得点7リバウンド10アシストを記録したものの、アンソニー・デイビスはフィールドゴール16本中5本成功の13得点7リバウンドと精彩を欠いた。
アンソニーは試合後に「自分のせいで負けた。今日のようなプレーのままシリーズを続けるわけにはいかない」と第2戦からの挽回を誓った。
「自分が今日のようにプレーしていては勝てない。もっと良いプレーができる」とも語ったデイビスは、「こんなプレーは受け入れられない」と試合序盤にチームメートが積極的にプレーしていたのを見て、それで受け身になってしまったと反省した。
一方、相棒のレブロンは「誰か一人の責任ではない」とデイビスを擁護した。「大事なのは、AD(デイビス)がADであること。ウチはADがアグレッシブな時の方が良いプレーができる。ADはいつだって挽回する選手だ。それを楽しみにしているよ」
「いずれにしてもシュートを決めないといけない」とも語ったレブロンは、第1戦を分析し、現地26日の第2戦に備えると続けた。気になる腕の状態に関する質問については「第2戦への準備はできている」とだけ答えた。
どの選手も何らかのケガを抱えながらプレーしているとはいえ、レイカーズの連覇にはレブロンの力が必要だ。それと同様に、昨年のプレーオフで見られたようにデイビスがチームを引っ張ることで良い流れが生まれるのも事実。第2戦でのリベンジを誓ったデイビスが本来の姿を取り戻せるかどうか注目だ。