宮澤夕貴

「これからも1人の選手として、宮澤夕貴として頑張っていきます」

ENEOSサンフラワーズが宮澤夕貴の退団を発表した。宮澤は2012年に加入し、ENEOS一筋で在籍した9シーズンのうちに大きく成長し、特に3ポイントシュートに磨きを掛けることで常勝チームであるENEOSのエースに成長するとともに、日本代表のエースにもなった。9年目の今シーズンは宮澤にとって、肩の故障を抱えながら満足にプレーできず、Wリーグの連覇も途切れる苦しい1年となり、それがENEOSでの最後のシーズンとなる。

宮澤はENEOSから発表された退団のリリースで、次のような挨拶をしている。

「9年間ENEOSというチームでプレーして、たくさんのことを学ばさせて頂きました。振り返ると、うまくいったシーズンがあれば、そうはいかなかったシーズンもありました。日々のメンタルのもち方、試合の勝ち方、それをプレーで表現すること、常勝チームでしか経験できないたくさんのことを肌で感じることができました。それは私がこれからバスケット人生を続けていく上で、貴重な経験ですし、それを伝えていくことも今後の私の役割だと思っています。ENEOSというチームで9年間プレーしてきて、最後は準優勝で終わる形にはなりましたが、私自身悔いはありません。感謝の気持ちでいっぱいです。ENEOSファンの方々には、会場やSNSでたくさん応援していただいて、それが私の支えにもなっていました。本当に感謝しています。これからも1人の選手として、宮澤夕貴として頑張っていきますので、温かく見守って頂けたら嬉しいです」

またENEOSは大沼美琴の退団、石原愛子の引退もあわせて発表している。石原は引退に際して、「サンフラワーズの選手として活動できたこの5年間は、決して楽しいことばかりではなく、悩み苦しい時期もありましたが、それ以上に幸せな思い出ばかりで最高に充実した日々でした!」とのコメントを発表している。