8位をかけてグリズリーズとの最終戦に挑む
現地14日に行われたペリカンズvsウォリアーズの一戦は、ジョーダン・プールが決勝レイアップを含むキャリアハイの38得点を記録し、ウォリアーズが125-122で勝利した。
プールは第3クォーターにペリカンズのビリー・エルナンゴメスの足を踏んだ際に足首を捻ってコートに倒れて悶絶。プレー続行が難しい可能性もあったが大事には至らず、ステフィン・カリーら主力が休養のために欠場したチームを5連勝に導く大仕事をやってのけた。
ヘッドコーチのスティーブ・カーは、プールを「来シーズンのシックスマン賞候補」と、試合後の会見で絶賛した。「1試合20得点を記録できるし、クレイ(トンプソン)が復帰する来シーズン、彼は間違いなくシックスマン賞の候補に選ばれるだろう。たしか、(2019年のドラフト)全体28位指名だったと思うが、その順位で彼のような選手を見つけるのは大変だ。何より、1年目を終えて何をしないといけないかを理解し、必死に努力してきた結果だ。彼の活躍が何よりもうれしい」
プールは、カーのコメントについて聞かれた際「チームのためなら何でもやる」と、表情を変えずに答えた。「来シーズンはクレイも戻ってくるし、ウチは元々タレント揃いのチームだから、彼の復帰でより力強くなれる。自分は、ベンチからの出場だろうと、どういう状況だろうと必要なことをやるだけ」
ウォリアーズは、現地16日のレギュラーシーズン最終戦で、38勝33敗で並ぶグリズリーズと対戦する。勝った方が西カンファレンス8位でプレーイントーナメントに進出する。つまり、現在7位の王者レイカーズと対戦する可能性があるということだ。
絶好調のカリー、リーダーシップを発揮しているドレイモンド・グリーンが支えているチームにプールという起爆剤が加わったウォリアーズは、最終順位に関係なく、プレーイントーナメントを勝ち上がり、プレーオフでも上位シードを苦しめる『ダークホース』として注目される不気味な存在になりつつある。