写真=Getty Images
同じ小兵ガードとしてNBAで地位を築き、尊敬し合う関係
身長175cmながらもオールスターに選出されたセルティックスのアイザイア・トーマスは、同じく小兵ガードとして一世を風靡したアレン・アイバーソンを尊敬していると公言する選手の一人だ。
そのアイバーソンは、現地9月9日にバスケットボール殿堂入りを果たした。先月フィラデルフィアで開催されたイベントにアイバーソンから招待される形で参加したトーマスは、アイバーソンの殿堂入りについて『ESPN』に、「彼にとって非常に大きな名誉だし、彼にだけでなく、彼を尊敬している全員にとっても大きなことだ」と語った。
アイバーソンをバスケットボール界のパウンド・フォー・パウンド(ボクシング、その他格闘技で使われる用語で、仮に体重差がなかった場合に最強とされる選手に与えられる称号)に挙げるトーマスは、「彼のようになりたい」と言う。
「彼からは、『俺たちは同じ穴のムジナ』と言ってもらえた。僕も彼と同じような道を歩んできたからね。彼は僕をバスケットボール選手としてだけではなく、一人の人間として認めてくれている。彼のことは何でも知っているし、尊敬しているから、本当にうれしいんだ」
NBA史上最高の身長182cm以下の選手になることを目標に掲げるトーマスにとって、アイバーソンの殿堂入りは良い刺激になったはずだ。
殿堂入りを果たしたアイバーソン。小柄(183センチ)ながら得点王を獲得し、身長が小さい選手に希望を与えた。