藤岡麻菜美

「再びプレーヤーとしてコートに立たせていただくことになりました」

シャンソン化粧品シャンソンVマジックは今日、昨年の5月に現役を引退した元日本代表の藤岡麻菜美が加入したことを発表した。

藤岡は2016年に筑波大からJX-ENEOSに加入。卓越したハンドリングとパスセンスで吉田亜沙美に続く2番手のポイントガードとして、また吉田との2ガードで活躍し、Wリーグでは新人王を受賞。代表にも定着して、2017年のアジアカップでは吉田がケガの状況で、藤岡がドライブ主体の強気な攻めでチームをアジア王者へと引き上げた。しかし、その後はケガに苦しめられ、プレーしている期間よりもリハビリが続く状況もあり、2020年の5月に現役を引退した。その後は母校の千葉英和高校でアシスタントコーチを務め、昨年には母校を6年ぶり3回目のウインターカップ出場に導いた。

藤岡はシャンソンを通して「デュアルキャリアということで、再びプレーヤーとしてコートに立たせていただくことになりました」とコメントし、デュアルキャリアでの挑戦についてこう語っている。

「シャンソンでは以前、相澤さんが選手とコーチを兼任されていましたが、私の場合は選手とコーチの立場でそれぞれカテゴリーが違ってきます。そういった意味でも初めての挑戦だと思うので頑張りたいです。選手としてプレーする時期、コーチとして指導する時期について明確には決めず、臨機応変にやっていけたらと思っています。指導している高校が全国大会に出場するかどうかなどでも色々と変わってくると思うので、その辺りはチームにもサポートしていただきながら二足の草鞋を履いていきたいと思います」

「以前とチームは変わりましたが、再びバスケットボールプレーヤーとして活躍できる機会をいただきました。今回は選手としてだけではなく、コーチとしての活動もしながらなので、二足の草鞋を履いていくということになります。こうした姿を色々な人に見ていただいて、『復活したと聞いて、私も頑張ろうと思いました』と思ってもらえたら嬉しいです。多くの人に勇気や良い影響を与えられるようにプレー面でも精一杯頑張っていきますので、みなさま温かく見守っていただけたら嬉しいです」