新人選手の中では4位となる平均12.4得点を記録
現地5月1日に行われたグリズリーズvsマジックの一戦。ルーキーのコール・アンソニーが決勝3ポイントシュートを決め、マジックが112-111で接戦を制した。
109-111で迎えた第4クォーターの残り7秒。アンソニーはインバウンドパスをドウェイン・ベーコンに渡すと、ハンドオフでボールを受け取ってカイル・アンダーソンとの1対1から3ポイントシュートを放った。これが残り0.1秒に決まり、マジックが逆転勝利を収めた。
1月のティンバーウルブズ戦でも同様のプレーを成功させて勝利をもたらしたアンソニーは「これが自分のプレー」と試合後のインタビューで胸を張った。
この試合でマジックは前半で46-60とビハインドを背負っていたが、後半は66-51として逆転勝利を果たした。アンソニーは「15点くらいのビハインドを背負っても自分たちはあきらめない。僕はこのチームが本当に大好きなんだ」と語った。
ウルブズ戦の時と同じように、「必ず決めてみせるという気持ちだったか?」と問われると「もちろん!」と即答し、「アイソレーションからのプレーにしたかった」とラストショットの場面を振り返った。
新人選手の中では4位となる平均12.4得点を記録しているアンソニーだが、その勝負強さはルーキーの域を超えている。この日、キャリアハイの26得点を記録したアンソニーは「何試合か前にも、『勝負どころでボールを持ちたい。チームのためにプレーを決めたい』と話していたんだ」と会見で明かした。
「自分でビッグショットを決めることもあれば、チームメートにボールを渡すプレーを選択することだってある。僕はチームに勝利をもたらしたいだけさ」