グレッグ・モンロー

写真=Getty Images

カワイ・レナード中心のチーム作りも最終段階に

8月6日、フリーエージェントのグレッグ・モンローが、ラプターズとベテラン最低保証額での契約に合意したと、『Yahoo Sports』が伝えた。

昨シーズン後半をセルティックスでプレーしたモンローは、ポストプレーとリバウンドに優れたビッグマンで、ラプターズではヨナス・バランチュナスの控えを務めると見られている。3ポイントシューターではないものの、ミッドレンジからのジャンプシュートを苦にせず、アシストでも貢献できるため、カワイ・レナード、ダニー・グリーン、カイル・ラウリーのプレースペースを広げられるだろう。

ラプターズは、このオフに生え抜きエースだったデマー・デローザンをスパーズにトレードし、その見返りとしてリーグ屈指の2ウェイプレーヤーであるレナードと、3ポイントシューターのグリーンを獲得した。スパーズとの関係が修復不可能なまでに悪化後、レイカーズへのトレードを希望していたレナードは、2018-19シーズン終了後に契約最終年を破棄できるプレーヤーオプションを保持しているため、ラプターズでのプレーが1年限定になる可能性は高い。しかし、デローザン放出という思い切った決断をしたからには、ラプターズはレナードを慰留するための結果を残す必要がある。

オールスター5選手を先発に並べられるウォリアーズ、レブロン・ジェームズが加わったレイカーズらと比べて派手さこそ少ないものの、ラプターズは実力者を集め、新シーズンに向けたロスターを完成させた。

あとは、カイリー・アービングとゴードン・ヘイワードが戻るセルティックス、ジョエル・エンビードとベン・シモンズら成長著しい若手を擁するセブンティシクサーズとの競争に勝ち、プレーオフを勝ち進むだけだ。