アンソニー・デイビス

指揮官は「特にディフェンスでインパクト与えてくれた」

現地22日、レイカーズのアンソニー・デイビスが10週間ぶりにNBAのコートに立った。

負傷により長期離脱していたデイビスは、敵地でのマーベリックス戦に先発出場し、16分の出場でフィールドゴール10本中2本成功の4得点4リバウンド1アシスト1スティール1ブロックを記録した。まだ『試運転』であり、プレーしたのは前半だけで、後半はベンチから戦況を見守った。試合は、30得点9リバウンド8アシストのルカ・ドンチッチが牽引するマブスが115-110で勝利している。

デイビスは復帰戦でのパフォーマンスについて「15分か16分くらいの出場は予定通りだった。問題なかったし、思っていたより疲れもなかった」と語る。

「チームに少しでも勢いを与えられたのは良かった。だけど後半は目の前で起きていることをただ見ているだけで、それは辛かったね。緊張はしなかった。チームメートも僕の復帰を喜んでくれて、それが力になったように思う。シュートはこれから上げていくしかない。支えてくれるチームメートがいて、彼らが僕にシュートを打つようにプッシュしてくれるよ」

指揮官のフランク・ボーゲルは「特にディフェンスでインパクト与えてくれた」と、デイビスを称賛している。「攻守両面で良い影響を与えてくれたが、特に守備での貢献が良かった。復帰前と変わらなかった。状態さえ戻れば、彼はリーグを代表する守備に優れる選手だ」

レブロン・ジェームズは、足首の負傷であと2週間は欠場を続けると見られているが、レイカーズは西カンファレンス5位をキープしている。プレーオフ・ファーストラウンドでホームコート・アドバンテージを得られる4位ナゲッツとの差はまだ3ゲームで、十分に狙える好位置だ。

しばらくはプレータイムに制限が設けられるだろうが、デイビスの復帰をきっかけに王者レイカーズがどこまで巻き返せるか、注目だ。