第3クォーター終盤から試合終了まで40-8、怒涛のランで逆転勝利
現地11日に行われたセルティックス対ナゲッツの一戦は、第3クォーター終盤から試合終了まで40-8という猛攻で形勢をひっくり返したセルティックスが、105-87で勝利した。
8連勝中だったナゲッツは、第1クォーター後半の時点でリードを2桁に広げ、あとは仕上げの段階に入るはずだった。ところが、セルティックスはそれまでと別人のようなパフォーマンスでナゲッツを圧倒。第4クォーターを31-8で上回り、ナゲッツの連勝を止めた。
このパフォーマンスには、セルティックスのヘッドコーチ、ブラッド・スティーブンズも驚き、試合後「ラスト15分を戦っていた選手たちは、フィジカルも、ディフェンスも別次元のレベルにあった」と、選手たちを称賛した。
セルティックスは、直近3試合のニックス戦、ティンバーウルブズ戦、そしてナゲッツ戦の後半、特に第4クォーターに違いを作って3連勝を記録するなど、試合内容も上向きだ。
スティーブンズは「私が携わってきた優れたチームには、逆転勝利を収める力がある。ここ3試合、いずれも第4クォーターに勝負を決められたのは大きい」と語った。
28得点10リバウンドでチームを引っ張ったジェイソン・テイタムは「チームは間違いなく正しい方向に進んでいる」とコメント。「まだまだレベルアップが必要な部分もある。でも、今日の勝利をきっかけに、これからも成長していきたい」と続けた。
西カンファレンスの強豪ナゲッツを相手に文句なしの勝ち方ができたのだから、シーズン前半戦は予想に反して勝ち負けが続いて不安定だったセルティックスにとっては大きな自信になる。
ここ10試合で平均29.4得点のテイタムを中心に、東7位のセルティックスが上位との差を縮められるかどうか、注目したい。