スペース・プレイヤーズ

アニメ界へ飛ばされたレブロンに「どったの 先生?」

レブロン・ジェームズが主演する映画、『スペース・プレイヤーズ』は今年8月に日本公開となる。その予告映像が解禁となった。

本作は世界トップアスリートであるマイケル・ジョーダンが主演を務めた1996年公開の『スペース・ジャム』に連なる作品。『スペース・ジャム』にはジョーダンが本人役で出演し、バッグス・バニー率いる『ルーニー・チューンズ』のキャラクターとともにバスケをプレーした。実写とアニメを融合させる新しい試みも話題となり、世界的ヒット作品となった。

それから四半世紀の時を経て、レブロンを主人公に迎えて本作が作られた。解禁された映像で、レブロンは『アニメ界』へと飛ばされる。アニメの世界に来て、自らもアニメになってしまったレブロンの前に「どったの 先生?」と現れたのはバッグス・バニーだった。

レブロンはバーチャル・ワールドの支配者が送り込んだ『最凶の殺し屋チーム』にバスケの試合で勝ち、息子を取り戻すために『ルーニー・チューンズ』のキャラクターを集めてドリームチームを結成する。試合のシーンでは豪快なダンクを試みるレブロンの手前を、ドヤ顔のローラ・バニーが横切るシーンも。これは言わずと知れたヒート時代のレブロンと盟友ドウェイン・ウェイドの絆の強さを示すシーンのオマージュだ。

NBAファンにとってはこういった『仕込み』を見付けるのも楽しいだろうし、マイケル・ジョーダンの『スペース・ジャム』にチャールズ・バークレーやパトリック・ユーイングといった当時のスター選手が出演したように、本作にもアンソニー・デイビス、デイミアン・リラード、クレイ・トンプソンが出演すると言われている。彼らの登場も楽しみだ。

マイケル・ジョーダンとレブロン・ジェームズのどちらが『G.O.A.T』(Greatest Of All Time、史上最高の選手)か、という議論には結論が出そうにないが、少なくとも主演映画の数でレブロンはジョーダンに並ぶことになる。どちらの作品がエンタテインメントとして優れているかは、自分の目で判断してほしい。