島根のゾーンに対し、アウトサイドシュートが強いラインナップを起用
富山グラウジーズvs島根スサノオマジックの第2戦は、富山が87-73で勝利し、連勝を8に伸ばした。
序盤から人とボールが連動して動いていた富山は、アウトサイドからもインサイドからも自分たちのリズムでシュートを放つ。リングに嫌われてもジョシュア・スミスがリバウンドからセカンドチャンスを生み出すことでリードを作った。
16-8で迎えた第2クォーター、両チームともにゾーンディフェンスを敷くが富山がオフェンスで違いを見せる。ジュリアン・マブンガとスミスに加えて、3ポイントシュートが好調の岡田侑大にシューターの城宝匡史、そしてストレッチ4の橋本晃佑のラインナップを起用。1番から4番までの全員が3ポイントシュートを放つことで島根に的を絞らせず、速いパス回しやペイントアタックでズレを作っては、次々とシュートを放った。特に橋本はシュートタッチが良く、第2クォーターだけで放った5本すべての3ポイントシュートを沈め15得点を記録。水曜ゲームからの中1日での島根戦ともあり、プレータイムが長いマブンガと前日に足を痛めたスミスには疲れも見えたが、橋本がアウトサイドでは得点、インサイドではリバウンドで奮闘することで、島根の『オン3』に対抗した。
それでも富山の10点リードで迎えた後半、ディフェンスのギアを上げた島根にペースを握られる。ターンオーバーからの失点に加え、デモン・ブルックスの猛攻を止めることができず、第3クォーターの残り3分には3点差まで詰められた。
しかし、富山はすぐにタイムアウトを取り、島根の流れを切る。そして島根のチームファウルが5つに達していることを見て、スミスとマブンガのポストプレーで島根からファウルを誘い、フリースローで点差を広げることに成功。ファウルをもらうだけでなく、立て続けにバスケット・カウントを奪うなど残り3分間を12-0として、61-46で最終クォーターを迎えた。そのままリードを守りきった富山が87-73で勝利した。
この試合でスミスが24得点18リバウンド3アシストを記録し、橋本も3ポイントシュート5本成功を含む22得点5リバウンド2アシストを記録した。橋本は試合後のコートインタビューで、勝因を「チーム全員で戦えたことが一番大きいです」と言うと、自身の3ポイントシュートについては「チームメートが良いパスをくれたので、それを決めることができて良かったです」と振り返った。
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