ブレイク・グリフィン

指揮官ナッシュも「素晴らしかった」と絶賛

3月8日にネッツと契約したブレイク・グリフィンが、現地21日のウィザーズ戦でデビューを果たした。

約1カ月ぶりの実戦だったグリフィンは、見た目にも身体を絞り込んだのが分かるほどで、コンディションも上々の様子だった。チームが113-106で勝利した試合でベンチから14分57秒プレーし、2得点2リバウンド1ブロックを記録。第4クォーターには代名詞とも言えるドライブからの豪快なダンクも成功させ、チームメートと観客を沸かせた。

試合後の会見で、ヘッドコーチのスティーブ・ナッシュは、15分と限られた時間でも攻守にインパクトを与えたグリフィンを「素晴らしかった」と絶賛した。「スタッツには反映されないことだが、彼の経験、知見がチームに与えた影響は大きい。15分でプラスマイナスもプラス12だ。素晴らしかった」

グリフィンは、ダンクについて「ダンクを決めればどういう反応が返ってくるかは分かっていたから、ベンチを見ないように努力した。でも、ディアンドレ(ジョーダン)たちが立ち上がって、両手を広げて喜んでくれていたから、笑顔になるのを我慢する方が難しかった」と笑った。

コンディションについては「15分以上プレーできると思うけれど、即30分プレーする必要はなかった。チームのパフォーマンススタッフが素晴らしい仕事をしてくれている。彼らの言うことを聞いているし、近いうちにもう少し長くプレーできるようになりたい」とコメントした。

気になるのは今後の起用法だが、デビュー戦ではディフェンスでの貢献が目立った。チーム内での役割について、グリフィンは「チームにとって必要なことをやるつもりでいる」と柔軟な姿勢を持っている。

「チームに加わってから言い続けているけれど、ウチには効果的に点を決められる選手が揃っているから、チームに足りない部分を埋めたい。今日はディフェンスが必要だった」