ルカ・ドンチッチ

指揮官「ルカの素晴らしさを説明する時は形容詞が足りない」

マーベリックスの若きエース、ルカ・ドンチッチは現地3月17日のクリッパーズ戦で3ポイントシュート6本成功を含む42得点と6リバウンド9アシスト3スティール2ブロックと攻守に渡ってチームを牽引し、105-89での勝利の立役者となった。

15日のクリッパーズ戦は99-109で落としたマブスだが、この日はスクリーンや速いパス回しでズレを作りフロアバランスの良いバスケットを展開。ドンチッチは前半だけで22得点を記録してチームを引っ張った。しかし、クリッパーズのダブルエース、カワイ・レナードとポール・ジョージに合わせて24得点を取られたこともあり、なかなか突き放すことができず56-51で試合を折り返した。

第3クォーターも21-20と拮抗し、77-71で最終クォーターを迎える。開始早々にドンチッチからのアシストを受けたジェイレン・ブランソンが3ポイントシュートを沈めてクリッパーズを突き放したマブスは、その後もリバウンドからのトランジションで得点を重ねる。最後までディフェンスの強度を落とさないことでラスト2分21秒はクリッパーズに1点も許すことなく勝利した。

多くの時間でドンチッチとマッチアップしたジョージは「僕たちは素晴らしいディフェンスをしていた。それでも彼らはタフショットを沈めてきたし、ビッグプレーもしていた」と振り返った。

ドンチッチは試合後の会見で「この2試合はまるでプレーオフのような戦いだった。僕たちはハードにプレーして、プレーオフに向けた準備をしている」とコメントした。

マブスの指揮官リック・カーライルは、「ハイレベルな挑戦だったが、こういう経験をすることでチームは強くなる」と振り返り、「ルカはお見事だった」とエースを称えた。「彼の素晴らしさを説明するには形容詞が足りないんだけど、とにかく今日の彼は本当に素晴らしかった。彼が挙げてくれたすべての得点、リバウンド、アシストが我々には必要だった。ディフェンスでも良い仕事をしてくれたよ」

西カンファレンス4位を走るクリッパーズを下したが、指揮官は「重要なのはこれをどうやって次に繋げるかだ。私たちはタフなスケジュールの中にいるが、どうやって次の試合に挑むかをしっかりと見極めなければいけない」と気を引き締めた。クリッパーズとの連戦を終えたマブスは、次に西カンファレンス6位を走るトレイルブレイザーズとの連戦を控えている。