「絶対に勝たないといけない試合だった」
3連敗でオールスターブレークを迎えたクリッパーズは、現地3月11日にホームでウォリアーズと対戦し、130-104で圧勝した。
第1クォーターこそ28-26と接戦だったが、クリッパーズは第2クォーターからギアを上げてリードを拡大。フロアバランスの良いバスケットを行うことで、自分たちのリズムで得点を重ねハーフタイムを59-43で迎えると、第3クォーターを45-25と大きく突き放して早々に勝負を決めた。
28得点9リバウンド4アシスト3スティールの活躍だったカワイ・レナードは「絶対に勝たないといけない試合だった」と試合後のインタビューで語った。連敗を止めたとはいえ、西カンファレンスは首位のジャズから4位のクリッパーズまで4ゲーム差以内の混戦で、そのすぐ後ろにはナゲッツ、トレイルブレイザーズ、スパーズ、マーベリックスが浮上のきっかけを探り続けている。
後半戦の西カンファレンスのプレーオフ争いは例年以上に厳しくなるだろう。だからこそレナードは「無気力なプレーをするわけにはいかない。エネルギー溢れるプレー、ハードなプレーが必要だ。とにかく自分たちのプレーのレベルを上げることが大事で、順位は後からついてくる」と主張した。
昨シーズンのプレーオフでカンファレンスセミファイナル止まりと期待外れの結果に終わったクリッパーズは、レナードとポール・ジョージのデュオによる2年目の今シーズンを、勝負の年と位置づけている。ただでさえ厳しい日程が待ち構えている以上、一つでも上の順位でプレーオフに勝ち上がるには、レナードが言うように気持ちのこもったプレーが必要になる。