デュラントがゴベアを指名することが絶対条件
大黒柱のルディ・ゴベアとエースのドノバン・ミッチェルを擁するジャズは現在27勝8敗とリーグNo.1の成績を残し、西カンファレンス1位に君臨している。そして、NBAオールスターゲーム2021にはゴベアとミッチェルとともに、指揮官のクイン・スナイダーも選出された。
オールスターは東西で最多得票を集めたレブロン・ジェームズとケビン・デュラントがキャプテンを務め、『チームレブロン』と『チームデュラント』に分かれて対戦する。両キャプテンはオールスタードラフトにより、先発枠とリザーブ枠の選手の中から、ポジションやカンファレンスに関係なく選手を指名してチームを編成する。
スナイダーは『チームレブロン』のヘッドコーチを務めるため、もしデュラントがミッチェルやゴベアを指名することになれば、自チームのヘッドコーチと対戦することになる。
『KSL Sports』の取材に対応したゴベアは「クインのチームにいたら楽しいだろうね。でも、クインのチームと対戦するのも絶対楽しいはずだ」とコメントした。普段ともに戦っている指揮官と対戦することは、どちらかが移籍する以外に実現することはないため、本人たちにとっても興味深い経験となるだろう。ゴベアはさらに「彼とトラッシュトークをして、クインからテクニカルファウルを引き出したい」と企んでいることも明かした。
まずはデュラントがゴベアを指名しないことには話が進まない。それでも、ゴベアとスナイダーが敵味方に分かれて対戦することになれば、ゴベアには豪快なダンクやシュートブロックだけでなく、トラッシュトークを仕掛ける役者ぶりにも注目したい。