流れが変わらなければベテラン放出の可能性も
現地2月28日にトヨタ・センターで行われたグリズリーズ対ロケッツの一戦は、グリズリーズのセカンドユニットが球団新記録の合計85得点と大暴れし、133-84で圧勝した。
ロケッツは、これで泥沼の11連敗。15連敗を喫した2001年11月から12月以来最長の連敗記録には、不名誉な『オマケ』も付いてしまった。この日のロケッツは、チーム史上ワーストのフィールドゴール成功率(27.7%)に加えて、試合を通して成功させたフィールドゴール成功数(23本)も球団史上最少に並んだ。
指揮官のスティーブン・サイラスは「恥ずべき結果」と、落胆した。今シーズンからロケッツでプレーしているジョン・ウォールも、試合後の会見でチームのムードについて聞かれると「最悪」と返答。ウォールは、チームリーダーとして自分が奮起する必要があるとも付け加えた。
「11連敗。試合に勝てていないと気分も良くない。チームの選手を48分集中させるのがリーダーである自分の役割。自分も、もっと良いプレーをしないといけない」
3月25日のトレードデッドラインを前に、ロケッツの周辺ではビクター・オラディポ、PJ・タッカーを放出する噂も聞こえ始めた。もしチームを取り巻く状況が改善されなければ、ロケッツは若返りを図るためベテランを一挙にトレードする可能性もある。