ジミー・バトラー

アデバヨが選ばれていないのなら出ないというスタンス

ネッツのケビン・デュラントは現地3月7日にアトランタで開催されるNBAオールスターゲームに出場予定だったがハムストリングのケガにより欠場となり、その代役にペイサーズのドマンタス・サボニスが選ばれた。

毎年のことながら、オールスター選出から落選した選手に関しては、ファンやメディアの間で議論になることが多い。ヒートのジミー・バトラーの落選を不思議に思ったファンも多いかもしれないが、実はバトラーにはデュラントの代役が打診されていたという噂がある。

今シーズンのバトラーは21試合の出場で平均20.1得点、7.8リバウンド、7.8アシストを記録し、チームも現在5連勝中。これまでの実績を考えてもオールスター選出は妥当だ。しかし『5 Reasons Sports』によれば、リーグはデュラントの代役としてオールスターゲームに出場する意思があるかをバトラーに確認したところ、彼は辞退したという。その理由は、チームメートのバム・アデバヨがオールスターゲームに出場しないからだった。

昨シーズンのオールスターゲームに出場したアデバヨは、今シーズン31試合に出場してキャリアハイの19.6得点、9.6リバウンド、5.5アシストを記録するなど、オールスターに相応しいオールラウンドな活躍を見せている。それでも、ヘッドコーチによる投票で決まったリザーブ選手に選ばれなかった。

バスケットボールに真摯に向き合うチームメートを称賛することの多いバトラーは、自分ではなくアデバヨこそオールスターに相応しい選手と考え、断ったのかもしれない。