ブラッドリー・ビール

自虐ネタを忘れず「トレードの噂が要因と言いたい自分もいる」

現地2月18日、3月7日にアトランタで開催される2020-21シーズンのNBAオールスターゲームに出場するスターター10名が発表された。その中でもひときわ注目を集めたのが、東カンファレンスのガード部門ファン投票1位を獲得したウィザーズのブラッドリー・ビールだ。

ビールは2018-19シーズン以来キャリア3回目のオールスター選出だが、スターター選出は初めて。ビールは選出発表後の会見で「とても光栄なこと」と感謝を語った。「初めてオールスターゲームのスターターに選ばれて、本当に光栄に思っている。ファンのみんな、それから自分に投票してくれたメディア関係者、選手に御礼を言いたい」

ビールは「ガード部門1位に選出された要因は何だと思う?」という質問に「トレードの噂が要因と言いたい自分もいるけど、どうなんだろうね? 分からないな」と自虐ネタで笑いを誘った。

今シーズン平均32.8得点(キャリアハイ)、5.2リバウンド(キャリアハイ)、4.7アシストと絶好調のビールは、前半戦のパフォーマンスも投票数が伸びた要因ではないかと自己分析している。「本当に分からないんだけど、去年も今年も僕の名前ばかり話題になっていた。今シーズンは良い前半戦を送れているから、以前より認知してもらえているんじゃないかな。ただ、以前よりもテレビに出たわけでもないし、何かが大きく変わったわけでもない。だから本当に理由は分からないけど、信じられないくらいに流れが変わったように感じるよ」

開幕から新型コロナウイルス健康安全プロトコルの影響で主力が抜けて苦しんだウィザーズだったが、ようやく3連勝でチームの流れも好転し始めた。エースであるビールのスターター選出は、チームにとっても喜ばしいニュースだ。