千葉ジェッツ

5人が2桁得点を挙げるバランスの良さ

滋賀レイクスターズvs千葉ジェッツの第1戦。序盤こそ滋賀のチェンジングディフェンスと高確率な3ポイントシュートに苦しんだ千葉だったが、個々の能力で上回り、老獪なゲームメークで90-75で勝利した。

序盤は皆でボールをシェアし、素早いパス回しから思い切りよく放つ3ポイントシュートが高確率で決まった滋賀が先行する。だが、千葉も特別指定選手の大倉颯太がピック&ロールからセバスチャン・サイズのレイアップをアシストするなど、ベンチから出てくるメンバーの活躍もあり食らいつく。時間が経つにつれて滋賀のディフェンスに慣れてきた千葉は、シュートセレクションの良さが目立ち、10本中5本の3ポイントシュートを成功させるなど25-19と逆転して第1クォーターを終えた。

その後は選手層で上回る千葉がリードを広げる展開に。ゾーンとマンツーマンを併用する滋賀のチェンジングディフェンスに対し、西村文男がパスを散らしてイージーシュートを演出。滋賀に高確率で3ポイントシュートを許したが、サイズやジョシュ・ダンカンが強さを発揮し、インサイドでの得点効率の良さで上回る。滋賀の粘り強いディフェンスをかいくぐり、第3クォーターを終えた時点で71-50と大きなリードを奪った。

このまま千葉のワンサイドゲームになるかと思われたが、滋賀は泥臭いディフェンスを最後まで貫き、ジョーダン・ハミルトンの爆発もあって徐々に点差を縮めていく。

完成度の高い千葉のオフェンス力が滋賀ディフェンスを上回った形となったが、滋賀のディフェンスは決して機能していないわけではなかった。ローテーションを繰り返しタフショットを打たせることに成功した滋賀はジョーダン・ハミルトンが3ポイントシュートをねじ込んでいく。そして、晴山、野本大智の連続セカンドチャンスポイントにより、残り3分で9点差まで詰め寄り、逆転の可能性が見えるところまでやってきた。

それでも、今オフに滋賀から千葉に加入した佐藤卓磨が点差を2桁に乗せる貴重な3ポイントシュートを沈めて流れを断ち切ると、富樫勇樹も続き、結果的に危なげない試合運びで千葉が滋賀を退けた。

滋賀はハミルトンが12本中7本の3ポイントシュート成功を含む33得点を記録したのに対し、千葉はチームハイの18得点を挙げたサイズを含む5人が2桁得点を記録し、バランスの良さが目立った。シャノン・ショーターも9得点を挙げるなど、選手層の厚さが見えた結果となった。これで連勝を3に伸ばした千葉は、リーグ首位の宇都宮ブレックスの背中を1ゲーム差で追っている。