「同じプロセスの中で、彼らは自分自身を高めている」
ジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンは、NBAキャリア4年目と5年目の若手でありながら、セルティックスの中心選手としてチームを引っ張っている。
今シーズンはテイタムが15試合に出場して平均26.8得点、4.1アシストを記録し、ブラウンは開幕からの20試合のすべてに出場して26.4得点、3.6アシストと、ともにキャリアハイの数字をマークしている。
現地2月2日にセルティックスと対戦したウォリアーズのステフィン・カリーは、テイタム&ブラウンのデュオについて「2人とも素晴らしい才能を持った選手だ」と言うと、自身とクレイ・トンプソンによる『スプラッシュ・ブラザーズ』と重ねるようにコメントした。
「2人の才能ある選手が同じチームにいる場合、お互いにどうやってプレーすべきかを考えないといけない。どっちか1人ではなくて、2人ともが考える必要がある。そのプロセスの中で、彼らは自分自身を高めることができている。それぞれの才能を最大限に活用しながらも、他の選手とのバランスを取る方法も理解している。そこは僕とクレイの関係に似ているね」
また、カリーはテイタム&ブラウンがキャリアの早いうちからプレーオフや昨シーズンの『バブル』を経験していることも、彼らのケミストリーや個々の成長に大きく影響するとも語った。
テイタム欠場は陽性反応が出たことによるもので、3試合が延期になってもいる。新型コロナウイルスの影響に振り回されながらも、ここまで11勝9敗で東カンファレンス4位につけているのは及第点以上の出来。それでもセルティックスが2008年以来のNBA優勝を成し遂げるためには、カリーも認める実力とケミストリーを持つテイタム&ブラウンのさらなる成長が不可欠だ。