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準決勝は最大のライバル、スペインと激突

リオ五輪の優勝候補であるアメリカは、アルゼンチンとの準々決勝に105-78で大勝した。

立ち上がりこそ予選ラウンドと同様にシュートが決まらず、なかなかリードを広げられない展開となったが、アメリカは守備からリズムを立て直し、終わってみれば世界ランキング4位を相手に27点差での快勝。

チームUSAが、ようやくあるべき姿を取り戻した試合を終え、ゲームハイの27得点を決めたケビン・デュラントは「今日は一つにまとまったチームとして戦うことができた」と語った。

「アルゼンチン戦ではこれまで以上に集中しようとした。ここ2日間、監督から繰り返し言われたのは、守備から攻撃への速い切り替えに対するディフェンス、リバウンド、アルゼンチンの動きの速さについてだった。試合前は、今後のことは頭になかった。良い試合ができたのは、この試合のことだけを考えていたからだ。僕たちは、どのチームの力も軽くは見ていない」

準決勝では、過去2大会の決勝で対戦したスペインと対戦する。予選ラウンドでまさかの2連敗を喫したスペインだったが、フランスとの準々決勝は92-67で快勝した。最強のライバルを熟知しているカーメロ・アンソニーは、「スペインは厳しい相手」と話す。

「今大会を通じて良いプレーはできていないかもしれないけれど、調子を上げてきている。試合序盤からステップアップして、強豪フランスに勝った。これからも状態を上げてくるだろうから、しっかり準備しないといけない」

リオ五輪準決勝は、現地8月19日に行なわれる。

堅守が戻り、本来の強さを見せたアメリカ代表。準決勝のスペイン戦に向け慢心は一切見られない。