アデトクンボとの対決に「大事なのはチーム」
オーランドの『バブル』シーズン中に2019-20シーズンのMVP投票結果が発表された後、惜しくも受賞を逃したレイカーズのレブロン・ジェームズは「腹が立った」と落選について語った。
そのレブロンを上回る票数を獲得し、2シーズン連続MVPとなったヤニス・アデトクンボを擁するバックスと対戦したレイカーズは、レブロンがシーズンハイの34得点に加えて6リバウンド8アシストと安定したパフォーマンスを披露。レイカーズが108-103でリードして迎えた第4クォーター残り1分には、左ウィングから勝利を決定付ける3ポイントシュートを成功させ、チームを113-106での勝利へと導いた。
試合後の会見で、昨シーズンのMVP投票結果からアデトクンボとの対戦を意識していたか、という質問を受けたレブロンは「自分たちが意識していたのは、ウォリアーズ戦の終盤のプレー(レイカーズは113-115で敗戦)で、良いプレーができなかったことだ」と答えた。
「ここ数シーズンの、NBAのベストチームの一つ、東カンファレンス最強のチームと対戦するわけだから、厳しい試合になるのは分かっていた。自分はチームの勝利のために何ができるかを考えて、それを実行できるかどうかだった。個人賞については気にしていない。大事なのはチームであって、どのチームと対戦しようと僕はチームの力になりたい。それが一番大事なことだ」
この日のレイカーズは、37本中19本もの3ポイントシュートを成功させた。チーム最多となる7本を決めたケンテイビアス・コールドウェル・ポープについて、レブロンは「オープンならいつでも打ってもらいたい。彼はコートを広げてくれるし、彼がシュートを決めるとチームの力になる。チームのみんなは、彼の積極性が大好きなんだよ」と称えた。
ウォリアーズに敗れて連勝が止まったとはいえ、2月1日まで続くロード7連戦の初戦で強豪バックスに勝てたのは大きい。レイカーズはNBA全30チームの勝率トップをがっちりとキープしている。