カーメロ・アンソニー

写真=Getty Images

カーメロと交換でデニス・シュルーダーを獲得

7月19日、サンダーとホークスの間でトレードが成立すると『ESPN』が伝えた。今回のトレードでは、カーメロ・アンソニーとプロテクトされた2022年のドラフト1巡目指名権がホークスに送られ、サンダーはホークスからデニス・シュルーダーとマイク・マスカーラを獲得するという。

そして、トレード成立後、ホークスはカーメロを解雇する予定で、同選手はフリーエージェントになってからロケッツと契約する可能性が高い。また『Yahoo Sports』によれば、サンダーはマスカーラをセブンティシクサーズにトレードし、ティモテイ・ルワウ・キャバロを獲得するという。

今回のトレードが成立すれば、サンダーはカーメロの年俸2790万ドル(約31億円)をキャップスペースから除外できるばかりか、シュルーダーというラッセル・ウェストブルックの控えも獲得できることになる。シュルーダーは非凡な得点力を持つポイントガードで、昨シーズンは平均19.4得点、3.1リバウンド、6.2アシスト、1.1スティールを記録。だが昨シーズンの3ポイントシュート成功率は29%と、3ポイントシュートを苦手としているため、サンダーがシュルーダーをどう使うかが興味深いところだ。

サンダーは、この夏にベテランのポイントガード、レイモンド・フェルトンとも再契約を結んだ。つまり、仮にシュルーダーがチームにフィットしなければ、2018-19シーズンのトレード期限までに同選手を放出するだろう。

オフにポール・ジョージとの再契約に成功したサンダーは、最大の懸案事項だったカーメロの去就問題も、ほぼベストな形で解決した。

レブロン・ジェームズのレイカーズ、デマーカス・カズンズを加えたウォリアーズに対抗すべく、サンダーもウェストブルックとジョージが中心となる新チームの陣容を整えつつある。