サージ・イバカ

カワイ・レナードには「手本になって引っ張ってくれ」

現地27日のマーベリックス戦で73-124と51点差で敗れたクリッパーズは、一夜明けた28日にチーム練習を行った。フランチャイズ史上ワーストの屈辱的な敗戦だったが、センターのサージ・イバカはチームの方向性は間違っていないと感じている。

「昨晩の試合でウチがどんなチームであるかを判断されるとは思わない」

マブス戦のクリッパーズはオフェンスが全く機能しなかった。チーム全体のフィールドゴール成功率は34%、3ポイントシュートは33本中たったの4本しか決められなかった。33本中15本がワイドオープンでのショットだったが、それでも成功したのは2本だけだった。シュートタッチの良し悪しは試合によって必ずあるものだが、試合の中でアジャストして、調子が悪い中でも立て直さなくてはならない。それも全く機能しない試合だった。

しかし、イバカはクリッパーズの問題はオフェンスではなくディフェンスだと考え、「ディフェンスを制するチームがチャンピオンになるということを忘れてはいけない」と語る。

イバカは昨シーズンまでプレーしていたラプターズでカワイ・レナードとともに2019年に優勝を経験している。イバカは新天地で再びチームメートになったレナードに真のリーダーになってほしいと要求した。

「ここに来た時にカワイに言ったんだ。『このチームのリーダーは君だ。僕たちの手本になって引っ張ってくれ』ってね。リーダーの仕事というのは、試合で30点取るだけじゃない。自分はチームのためにすべてを捧げるという姿勢を仲間たちに示さなきゃならない。カワイは優勝するためにこのチームに来たんだし、優勝を心から望んでいる。だから僕たちは彼についていく」

「カワイは今のところ素晴らしい仕事をしているよ。みんなとコミュニケーションを取っているし、練習場に早く来て遅くまで残っている。トロントで一緒だった時もそうだった。チームのベストプレーヤーには、そういうことが求められるんだ」