「練習が大好きな選手を獲得できたことは、チームにとって非常に良いこと」
今年のドラフト全体2位でウォリアーズから指名されたジェームズ・ワイズマンは、バスケットボール選手としてレベルアップすることだけに集中している。その姿勢はGMのボブ・マイヤーズも驚くほどで、『SiriusXM NBA Radio』に出演した際に、ワイズマンの練習熱心、そして研究熱心さを表すエピソードを披露した。
「先週、彼に電話をして何をしているかを尋ねたら、ティム・ダンカンの1999年のプレー動画を見ていると言っていた。どういう部分を参考にしているのか聞いてみたら、『ティム・ダンカンがどうやってバスケを学び、成長したかを知りたいし、彼のプレーで真似できる部分をモノにしたい』と言っていた」
バスケ漬けの生活を送るルーキーの私生活に関しても興味を持ったマイヤーズは、「それじゃぁ、プレー動画を見ていない時は何をしているんだ?」と聞いた。するとワイズマンは「練習施設からボールを貸してもらっているからドリブルしている」と答えたという。
「冗談でもデタラメでもない」と笑ったマイヤーズだが、ワイズマンはNBAで大成するために必要な資質を備えていると続けた。「このリーグで成功するには、もちろん才能も必要。ただ、サイズがあって身体能力にも恵まれていて練習熱心なら、その努力によって何らかの結果を残せると思う。バスケが大好きで練習も大好きな選手を獲得できたことは、チームにとって非常に良いことだ」
新型コロナウイルスの陽性反応が見られたため合流が遅れ、プレシーズンゲームを全試合欠場したワイズマンは、現地22日に行われるネッツとの開幕戦に出場できるかは不透明だ。だが、確かな才能に努力する姿勢を合わせ持つ選手ならば、NBAでの将来も明るい。彼のデビュー戦を楽しみに待ちたい。