年俸2000万ドル超えのシックスマン
サンダーからフリーエージェントになったダニーロ・ガリナーリは、ホークスと3年6150万ドル(約64億円)で契約した。
ガリナーリは、次の契約先に求める条件に「お金より優勝を狙えるチームでプレーしたい」と発言していた。トレイ・ヤングが中心のホークスは、ジョン・コリンズ、クリント・カペラ、ケビン・ハーターに加えて、ガリナーリ、ラジョン・ロンド、ボグダン・ボグダノビッチをオフに獲得して戦力アップに成功している。
ガリナーリもチームの将来性を見込んで移籍を決めたのだろう。ホークスGMのトラビス・シュレンクは、ガリナーリとの交渉に関する興味深い舞台裏を明かしている。ホークスのリポーターによれば、シュレンクはガリナーリ側に「ベンチから出場してもらうようになる」と伝えていたという。
シュレンクは、シーズンチケットホルダーとリモートでやり取りした際に「ダニーロと彼の代理人と話し合った際、我々は彼にジョンの控えをやってもらいたいと伝えた」と語った。「その提案を彼が受け入れたので驚いたが、我々はどの選手とも透明性を持ってコミュニケーションを取ろうと思っている。ダニーロはチーム内での役割を分かって契約してくれたので、楽しみにしている」
32歳のガリナーリは、サンダーに所属した昨シーズン62試合に出場し、平均29.6分のプレータイムで18.7得点、5.2リバウンド、1.9アシスト、フィールドゴール成功率43.8%、3ポイントシュート成功率40.5%というスタッツを残した。シックスマンの選手が年俸2000万ドル(約21億円)超えの契約と考えると高額に思えるが、コンスタントに活躍が期待されるガリナーリの加入により、昨シーズンはベンチの得点がリーグ21位(34.0)だったホークスのセカンドユニットは強化された。
ヤングとコリンズが軸の先発にボグダノビッチが加わり、ベンチからガリナーリ、ロンドというベテランが出てくる来シーズンのホークスは、非常に楽しみな存在だ。