「外国籍選手とは対等以上に戦えるようになりたいと思ってやってきた」
バスケ男子日本代表で長年活躍している竹内譲次は、35歳のベテラン選手でありながらも成長を続けている。
約8カ月ぶりとなる日本代表の強化合宿に参加し、「代表のシステムを思い出すことと、新しいシステムを導入しているので、いち早くアジャストしないといけません。いろいろなことを求められていると感じながら、今は合宿に取り組んでいます」と感想を語る。
現代バスケではどのポジションの選手であっても3ポイントシュートを打つことが求められる。今シーズンの竹内の3ポイントシュートアテンプト数も1試合平均3.2本とBリーグ開幕以降で最多を記録している。竹内は「外国籍選手も増えてきているので、そこに関しては自分が勝負できるところでもあるので、意識的にやっている部分でもあります」と語る。
竹内が所属するアルバルク東京は帰化選手を獲得することなく、竹内をインサイドの要として起用し続けている。今シーズンはレギュレーションが変更されたともあり、竹内のポジション柄、外国籍選手や帰化選手とマッチアップすることは増えている。竹内は言う。「外国籍選手とは密接なポジションなので、ルーキーの時から外国籍選手とは対等以上に戦えるようになりたいと思ってやってきました。レギュレーションの変更は大きいですが、そういう面では自分の軸はルーキーの時からブレていません」
若い時から日本代表に選出されている竹内だが、若手選手の成長に刺激されながら、いまだに成長を続けている。オリンピックに出場できる選手は12名のみで、竹内も生き残りをかけて奮闘中だ。12人の枠に入るためにも「まずはチームのシステムに慣れること。それがこのチームに置いて自分がどういうことができるかを探していくことになる」と、実績十分であるにもかかわらず竹内は言う。
「若い選手がどんどん出てきているので、彼らに負けないぞという気持ちを持ち続けることがモチベーション高く取り組めて、技術やそういう部分を伸ばすきっかけになっていると思うので、一日一日を大切に取り組んでいきたいです」