元ファイナルMVPのビラップスとキャブス時代にルーを支えたドリュー
クリッパーズは新ヘッドコーチに就任したタロン・ルーのサポート役として、アシスタントコーチに元NBAファイナルMVPのチャウンシー・ビラップスとベテランコーチのラリー・ドリューを招聘する見込みだと『LA Times』が報じた。
ビラップスはピストンズ時代の2004年にNBAチャンピオンに輝き、ファイナルMVPも獲得した。NBAキャリア17年でオールNBAに3回選出され、オールスターには5回出場した経験を持つ。ビラップスは引退後は解説者として活動しているが、いろいろなチームでコーチやフロントのポジションに空きが出るたびに名前が挙がっていた。
ビラップスはヘッドコーチのルーと親しい仲で、かねてから2人が一緒にコーチングスタッフ入りするのではないかと噂されていた。クリッパーズの新しいコーチ陣にはビラップスの他にも元ヒートのアシスタントのダン・クレイグ、2019-20シーズンの途中までネッツのヘッドコーチを務めたケニー・アトキンソンが加わるとみられている。
もう1人のアシスタントコーチとして交渉中のドリューは、NBAで30年近くコーチを務めてきたベテランだ。バックスやホークスを指揮し、通算162勝226敗という成績を収めている。ルーが現役時代にレイカーズでプレーしていた時のアシスタントコーチであり、キャブスでヘッドコーチを務めていた時もドリューはアシスタントコーチとしてルーを支えていた。
クリッパーズはカワイ・レナードとポール・ジョージを擁して、今シーズンの優勝候補の一角として見られていたが、その期待に応えることができずに終わり、今オフにはコーチ陣を大幅に入れ替えている。選手としてだけでなく、コーチとしても優勝を経験しているスタッフを勢揃いさせたクリッパーズが来シーズンどんな成績を残すのか注目だ。