ゲイル・ミラー

次期オーナーはデータ分析リサーチ企業の共同創業者

先日、長年ジャズのオーナーを務めてきたゲイル・ミラーが、球団をユタ州出身の実業家ライアン・スミスに売却することに合意したと『USA TODAY』が報じた。

スミスは現在42歳、ユタ州に拠点を置くデータ分析リサーチ企業『クアルトリクス』の共同創業者で、過半数株式を16.6億ドル(約1兆7330億円)で取得する。合意事項にはジャズのホームアリーナであるビビントアリーナ、Gリーグのソルトレイクシティスターズなども含まれ、売却が正式に決定するにはNBAの理事会の許可が必要となる。

ミラーはスミスと妻のアシュリーとは数年前からの知り合いで、彼らのユタへの愛を感じたことで売却を決断した。彼らから球団の購入について申し出があったことを声明で明かした。

「私たち家族は自分たちを振り返り、長時間協議を重ね、長期的な目標を評価した後、責任と35年間大事にしてきた任務をライアンとアシュリーに引き継ぐときだと決断しました。彼らが私たちが行ってきた仕事を継続し、チームを次のレベルへと導いてくれると確信しています。私たち家族はユタ・ジャズと関連事業の成功に投資を継続し、少数株主持分を維持します」

ジャズの新オーナーとなるスミスは長年球団のオーナーを務めてきたミラー家に感謝の意を表し、球団を引き継ぐ決意を語った。「妻と私は、NBA随一のファンを持つこのチームを未来に向けて大きく前進させる機会を得たことに大変恐縮するとともに、大変興奮しています。ユタ・ジャズ、ユタ州、そして州都ソルトレイクシティは、ミラー家の多大な愛情、寛大さ、投資の恩恵を受けています。私たちは、彼らの生涯をかけた仕事をさらに発展させていくことを楽しみにしています」